2006年8月22日火曜日

睡眠時無呼吸症候群を自宅で検査できる簡易キット

『体重を5キロ落とせば気道が1ミリ広がる』と聞いて、5kgでたった1mmしか広がらないなんてと思う


自宅で睡眠時無呼吸症候群を検査できる簡易キット
http://www.excite.co.jp/News/bit/00091155803735.html

2006年8月22日 エキサイト
(写真上から)簡易キット一式。
取り扱い説明「装着の仕方」。
装着後のアヤしい姿。
判定結果は5段階での判定だけでなく、呼吸の状態がわかる呼吸波形も送られてきます

かつては1日平均4、5時間の睡眠、完徹2日でも大丈夫だった健康のかたまりのような私だが、ここ数年、たくさん寝ているにも関わらず日中にものすごく眠くなることがある。そして、体重も確実に増加……。そんな私が気になっているのが睡眠時無呼吸症候群だ。

睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome: SAS)は睡眠障害の一種で睡眠(7時間以上)中、無意識のうちに10秒以上呼吸が止まる無呼吸が30回以上生じる、または睡眠一時間に平均5回以上生じる状態をさす。睡眠中に上気道が狭窄(きょうさく。狭くすぼまっているさま)したり、閉塞(へいそく。閉じてふさいでいる状態)することによって起こるが、その原因には肥満、過度の飲酒、喫煙などがあげられている。
この睡眠時の無呼吸のために夜間熟睡しきれず日中に強い眠気を感じるのだ。SASになると、眠気による注意力の低下で交通事故のリスクが高くなったり、血中の酸素濃度が低下するため血液が固まりやすくなり、高血圧や心筋梗塞、脳卒中のリスクが高くなる。

あいにく一人寂しく寝ている私には「寝ている時、呼吸とまっているよ」とか「いびきかいてるよ」なんて言ってくれる人はいない。
そんな時、自宅で簡単に睡眠時無呼吸症候群を検査できる簡易キットがあることを知った。この簡易キットによる検査を行なってくれるのは茨城県つくば市にあるNPO法人睡眠健康研究所。
これは試してみるしかない! とさっそく申し込むことにした。

検査費用の5000円を振り込むとすぐに検査キットが送られてきた。
検査は問診票と一般医療機器に該当する睡眠時無呼吸スクリーナ「ソムニー」という検査機器を用いて、鼻の真下に鼻と口からの呼気を感知するフローセンサを粘着テープで貼り付け一晩の睡眠状態を記録するという簡単なもの。センサをつけた姿は何とも怪しいが、たった一晩のことなので我慢することに。
事前に「多少寝相が悪くても大丈夫かと思います」という話を聞いていたのでいつものように就寝。翌朝もセンサはちゃんとついていた。

そして待つこと2週間、判定結果が送られてきた。
検査結果は「A=正常」から「E=要医療機関受診」までの5段階で判定される。
私の判定結果は「C=軽度の睡眠呼吸障害」! 1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数は8・9回。眠気の問診結果は24点中11点だった。少し不安があったせいか、Eの要医療機関受診でなくてちょっとホッとした。

さらに、判定結果について電話でお話を伺った。
「C=軽度の睡眠呼吸障害」というのは5つの判定の中でも最もレンジが広いんです。1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数で言えば5~20回未満となっているので、8・9回というとかなりBに近いCですね。検査を受けられた人の結果でもこのCが一番多いようです。SASは無呼吸が10秒以上の場合をいいますが、あなたの場合は無呼吸の平均持続時間は13.6秒とさほど長くありませんし、11秒という短いものも多いので現段階ではあまり気にされなくても大丈夫だと思いますよ。ただ、問診による眠気の11点は高いですね。SAS以外に原因があるかもしれませんから、まずは寝不足を解消したり、生活習慣を見直して、それでも眠気があるようだったら専門医療機関を受診することをおすすめします」

現時点ではあまり気にしなくてもよい、という専門家の判定に改めて安心した。でも、日中の眠気が強いことには変わりない。
昔からの不規則な生活を若干引きずっているところもあるので、この辺りも見直しの必要がありそうだ。

睡眠時無呼吸症候群の治療は就寝時CPAP(continuous positive airway pressure/経鼻持続陽圧呼吸療法)という鼻から空気を送り込んで気道がふさがらないようにする専用の医療機器を取り付けたり、比較的軽症であればマウスピースを装着する。一般的には根本治療は痩せること。気道周辺の脂肪を減らして気道が狭くならにようにすることだという。

「体重を5キロ落とせば気道が1ミリ広がるといわれています。5キロ体重を減らせばかなりの効果がでると思います」とのことなので、まずは減量がんばらせていただきます!

睡眠時無呼吸症候群は日中の強い眠気に襲われるだけでなく、生活習慣病の原因にもなりうる。不安があっても忙しくて医療機関に足を運べない人も多いはず。そんな方々に自宅でできる簡易キットによる検査はオススメです。
(こや)